学術的には違う毛ガニと花咲ガニ

 

毛ガニと花咲ガニの違いですが、これはいろいろな点で異なっています。分類上の話からすれば、毛ガニは確かにカニの仲間ですが、花咲ガニはカニという名前がついているもののカニではなくてヤドカリの仲間です。

 

 

 

ただ、学術的な分類上はそうであっても、商用や食用としてはヤドカリの仲間であってもカニという名前が付けられていることは別に珍しいことではなく、他に有名なものとしてはタラバガニが挙げられます。タラバガニも分類上はカニではなくヤドカリの仲間ですが、見た目も味も立派にカニとして通用しているでしょう。花咲ガニもその一種です。

 

 

 

見た目に関してはどちらもかなりずんぐりとした体形で、脚が細く長いタラバガニやズワイガニとはかなり異なった印象を受けます。味については人それぞれの好みがあるでしょうが、毛ガニに関しては味が濃厚で旨みが強く、ことにカニミソに関しては毛ガニをしのぐものはないという人も多いです。ただ、見た目の印象どおりに脚が短いですから、その分だけ可食部は少なくなってしまいます。これは致し方ないでしょう。

 

 

 

花咲ガニの味については、毛ガニと似て他のカニに比べると味が凝縮されていると感じる人が多いようです。若干癖のある味でもありますので、人によっては好みが分かれるかもしれません。カニの仲間は多くが寒い海に住んでいることが多いのですが花咲ガニもその例に漏れず北海道とロシアが主産地です。寒い海に住むことから体を守るために脂肪分を多く蓄えており、それが独特の味につながっていると考える人もいます。

 

 

どちらのカニも、漁獲され市場に出回るのは基本的に甲羅の長さが8cmを超えるオスだけとなっています。メスを市場で見かけることはまずありません。